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ドローンを始めたい!と、思ってはいるものの、いったい何から始めてよいのかわからない……という方も多いのでは。まずは初心者が何をすればよいのか、いったい何を確認すればよいのかを、詳しく見ていきましょう。
まずは、法律や規制といった飛行ルールの確認は必須です!ドローンを飛行するにあたり、必ずチェックしておくべき「航空法」をはじめ、その他にも「小型無人機等飛行禁止法」や「電波法」等、さまざまな規制で確認しておくべきものがあります。詳しくは、「罰則も?気をつけたいドローン飛行の規制をチェック」の記事を、ぜひチェックしてみてください。
飛行ルールをチェックした後は、機体を細かくチェックしましょう。弊社ではDJIのドローン保険を扱っておりますので、ここでは、DJI製のドローンについて、特にチェックしておきたい「バッテリーの取り扱い」「リターントゥホーム機能」「飛行モードの種類」について、詳しく解説していきます。
DJIの機体には「インテリジェント フライト バッテリー」と呼ばれる、バッテリー管理機能を備えた交換式のリチウムポリマーバッテリーが搭載されています。バッテリーの状態は、飛行にも影響を与える場合があるので、飛行前・飛行中・飛行後に、バッテリーを確認する習慣をつけましょう!
なお、このリチウムポリマーバッテリーは、誤った扱い方をすると、火災やケガ、事故などにもつながる恐れがあるので、取り扱いに関する注意点は、必ず製品ごとのガイドラインをチェックするようにしましょう。
特に、バッテリーは、それ自体の温度が20℃未満では性能が著しく低下し、墜落リスクが大幅に上がります!低温環境では、保温ケースに保管し、装着後は1~2分の暖機を行うようにしましょう。
リターントゥホーム(RTH)とは、DJIのドローンが備える「自動帰還機能」のことです。RTHが発動すると、最後に記録されたホームポイントに自動的に戻ってくるようになっています。
また、RTHとは別に、万が一の緊急停止の機能も用意されています。ただし、この「緊急停止」の機能は、飛行中の機体のモーターを停止させて墜落させるコマンドであるため、落下させたほうが被害が軽減できる場合にのみ、使用してください。機種によって、緊急停止の仕方が違うので、必ずマニュアルで確認するようにしましょう。
DJIのドローンには、3種類の飛行モードがあります。GPS信号をしっかり受信できている状態で動作する「Pモード(POSITIONINGモード)」、機体の傾きを大きくすることで操縦性を高めて、最大速度も向上させる「Sモード(SPORTSモード)」、気圧計以外のGPSや、ビジョンシステムを使用しないAモード(ATTIモード)、以上の3種類です。
飛行前の準備として、以下の項目を点検しておくようにしましょう。
なお、電源は必ず「送信機から」入れて、切るときは「本体から」先に切る、という順番を身につけるようにしましょう。
まずは下記の一連の離着陸の練習を、繰り返し行いましょう。
フワッと滑らかな離着陸を心がけ、機首は操縦者と同じ方向で、目の高さの少し上くらいでホバリングを行うようにしてください。
次に、ホバリング状態から、各動作の操作をひとつずつ行うようにしましょう。
この練習のポイントは、スティックを倒したときの移動量の感覚を身に着けるようにすることです。また、上記の各操作を、機首の方向を変えて行う練習も効果的です。
プロのパイロット育成ソフト DJIフライトシミュレーターは、DJIの先進フライトコントロール技術を用い、実際に近い状況での飛行シミュレーションを実現します。実際の飛行トレーニングで生じる可能性のあるリスクや損害を回避し、パイロットとしてのスキルを磨くことができるので、実務でドローンを運用する前に、DJIフライトシミュレーターで経験を積んでおけば安心です。
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初心者講習もしくは、独学なら、こちらのテキストがおすすめ。
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独学では、やりきる自信がない……とにかく早く現場で使える人間になりたい……そんな方におすすめなのが、ドローン資格。ドローンの資格を取得することに狙いを定めて、勉強したり、スキルを磨いたりすれば、実践で役に立つ知識が身に付くのはもちろん、資格があることで巡り合える仕事に出会えるきっかけにもなります!
まずは「無人航空機の講習団体及び管理団体一覧」に掲載されている、国土交通省認定の管理団体の中で、実技系の講習を行う団体をご紹介します。中でも、束ねる講習団体が多いのは下記の3つの団体です。
JUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)
日本にあるドローン関連の民間団体の中で、最も古くから存在する団体。全国にJUIDA認定スクールを展開。
DJI(DJI JAPAN株式会社)
世界のドローン市場をリードする、世界最大手のドローンメーカー。メーカーならではの視点の実践的なカリキュラムを展開。
DPCA(一般社団法人ドローン操縦士協会)
クリエイターが安心して空撮を行える環境整備に尽力する団体。資格認定講習は、業界最安値を謳っている。
また、座学系では、ドローン検定があります。
ドローン検定協会(ドローン検定協会 株式会社)
座学のみのため操縦技術は身につきませんが、法律、気象学、力学、物理学、専門知識など、深く身につけることができます。
実技系の資格の中でも、特におすすめなのが、世界最大手のドローンメーカーであるDJIの認定資格である「DJI CAMP」。
「DJI CAMP」は、「無人航空機の講習団体及び管理団体一覧」に掲載されている、国土交通省認定の管理団体であり、世界最大手のドローンメーカーであるDJIの日本法人 DJI JAPAN株式会社が主催しています。
メーカーならではの視点で作られた機体やアプリの使い方に寄り添ったカリキュラムが非常に実践的であるということが、DJI CAMP取得の一番の優位性です。
市場に出回っている機体はもちろん、仕事で使用する機体はDJI製のものであることが多いので、DJI CAMPの資格を持っているということは、機体を熟知していて、かつ、使いこなせるというアピールにもつながります。
また、DJI CAMPの講習を請け負うインストラクターになるためには、厳しい書類審査、面談、そして実技や学科の試験をクリアする必要があります。DJIが直接、審査および面談をして選び抜かれたドローンパイロットだけが、その講師になることが許されているので、全国70か所以上のどのキャンパスで受講しても、質の高い講義を受けることができるのです。つまりは、そういった環境で資格を取得したということこそが、たしかな操縦スキルを保証されるということになるのです。
詳細はぜひ、こちらのコラム>>たしかな操縦スキルの証!ドローン資格「DJI CAMP」とは? も参考にしてみてください。
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